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チャリティバレエコンサートのご報告

本日、日本財団のブログに「チャリティバレエコンサート」の記事が掲載されました。
http://blog.canpan.info/koho/archive/1960


チャリティ・バレエで215万余円寄付~被災地と地元山梨県の里親会に [2013年02月07日(Thu)]

華やかに舞うバレエシャンブルウエストのダンサーたち
様々な事情で親と一緒に暮らせないこどもたちに温かい支援の手をー。甲府市のNPO法人「子育て支援センターちびっこはうす」(宮澤由佳理事長)の呼びかけに、世界唯一の野外バレエ「清里フィールドバレエ」で知られる「バレエシャンブルウエスト」(東京・八王子、今村博明代表)らが応えたチャリティ・バレエ・コンサートが1月27日、日本財団の助成を得て、甲府市高畑のジットプラザで開かれた。公演を機に集まった寄付金は215万1000円に及び、山梨県の里親の会と東日本大震災の被災地・陸前高田市のきずな基金に全額贈られた。



「ちびっこはうす」は21年間にわたって、県内の子育て支援活動に取り組んでいる。コンサート開催のきっかけは2011年、宮澤さんがNPO活動の研修で米国ボストンに行った際、現地バレエ団の日本人ダンサーが演じる被災地支援のショーを観たこと。「こんな遠い国でも素晴らしいチャリティ公演をしている」。帰国後、自身がファンでもあるバレエ団の今村代表、山梨県北杜市の清里野外ステージを運営する舩木上次さんに相談。この2人は「清里フィールドバレエ心の震災復興プロジェクト実行委員会」の代表でもあり、この2年間で計38日間被災地を慰問公演しており、すぐに承諾をもらえた。



優雅な姿に、拍手とタメ息
「子育て支援センターがスタートした21年前は県内に3か所だったが、今は100か所以上に増えた。でも児童虐待は増加傾向にあり、支援の手が届かない親子はまだ多い」と宮澤さん。バレエ公演を機に、認知度の低い里親制度のサポートを呼びかけた。1000円から20万円までの寄付を募り、1万円以上の寄付者に招待状を発送。リハーサル時に県内の里子ら約100人を招き、本番では約180人の寄付者が会場入りした。大半が初めて観る本物のバレエ。プログラムは「美しく青きドナウ」「瀕死の白鳥」「天上の詩より」など約90分間で、日本でも指折りのダンサーらの華麗な踊りに、「きれいね」の声が漏れる。手拍子が起こり、タメ息と拍手が絶え間なく会場を包んだ。


 
今村博明
「慰問公演はバレエ界でも話題になりました。何もない野外の広場にステージを作るところから始めるバレエなので、被災地の荒れ地でも公演が可能でした。自分たちが何かの力になっていると確信できたので、続けられています」と今村代表。舩木さんは「被災地公演の見返りは、がれきしか見えなかったのに、美しいものを見せてくれてありがとうという子どもたちの笑顔。再会の約束を果たすため、3年目の今年も続け、良い絆を結んでいきます」と話した。


公演終了後に寄付金の贈呈式が行われ、山梨県里親の会「きずな会」(小田切則雄会長)に135万1000円、岩手県陸前高田市のきずな基金に80万円が贈られた。小田切さんは「寄付と合わせて、里親について多くの人と話し合える機会もいただいた」と感謝。陸前高田市観光物産協会の實吉義正副会長はきずな基金を代表して「岩手県全体で96人の小中高生が両親を亡くし、476人が片親を亡くしました。今回物資両面で温かい寄付をいただきました。このご恩返しは、みなさんの支援や励ましを原動力にして前に進むこと、その姿を見てもらうことだと思っています」と声を詰まらせた。(平尾隆夫)

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山梨に居ながら、バレエを愉しみながらこのような素晴らしい取り組みを知らずに居りました。
今後の活動に期待しております、その折りには是非にと思っています。
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